成長と時間

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日々新しいことを学んだり、続けたりする中で「成長と時間は比例しない」と思うことがある。

例えば今私は減量中だが、摂取カロリーを設定内で食べ、運動等をして消費カロリーを意識してもすぐに結果が出るわけではないということだ。今までの経験上、三週間、一ヶ月、二ヶ月、三ヶ月くらいまでが目安である。半年の壁はあるが、よほどの理由がなければ三週間できる人はだいたい半年できるように思う。

 

減量(ダイエット)ですぐに結果が出ないのはなかなか辛いものがある。性別や体格による差が大きいのですぐ痩せる人もいればなかなか痩せない人もいる。私も減量に励むのはこれが初めてなのでなかなか結果が出ずに最初はいらいらした。それでも三週間くらいから体がはっきりと変わり始める。まず食事習慣が三週間で変わるので、体重以外の変化はあきらかにでてくる。例えば朝起きやすくなる、体が軽い、胃もたれしていない、甘味やおつまみに対する欲が湧きにくい、こまめに動こうとする、頭がはっきりと覚めているなどだ

もう一週間もすれば、「自分は今変わりつつある」と自覚できるようになる。

一ヶ月達成できれば二ヶ月やってみようとなるし、結果がでれば三ヶ月目にはいる。

 

しかし、だ。費やした行動と結果が比例するのかと言われたら否だ。実際私は減量をしてみて三週間で0.5kgしか痩せなかった。まあ色々問題はあるにせよ0.5kgなんてちょっと食べ過ぎただけですぐに元に戻る。ここで私は「やはり減量なんて意味がなかった」と体重だけを気にしてやめたとしたら、それこそもったいない。

いろんなダイエットサイトで言われるように体重だけをみない、体脂肪だけをみない、というのは大切なことだ。現に私は上記にあげたような体重以外の結果がでているし、以前より体の具合はずっといいと感じている。

 

これはほかのことにも当てはまる。分かりやすいのが勉強だ。私は今duolingoでフランス語を続けて半年くらいになるが、最初は間違いだらけであり、二週間やってもまだわからず、三週間目ですこしわかるようになり、一ヶ月でようやく間違えながらでもできるようになった。つっかえながらでも基礎的な理解ができるようになるまでに三ヶ月かかっている。三ヶ月もすると過去の間違いから「なぜそれは正しくないのか」が理解できるようになる。

ある日突然解像度があがるタイミングがあるのだが、これがだいたい一ヶ月、その次が三ヶ月くらいなので(私はかなりゆるくやっているにせよ)こん詰め過ぎてもよくない。

 

私は何か悩んでいる人がいたら「とにかく遊べ。」と大人にこそ言うのだけど、これは成長と時間が比例しないことが理由だ。悩んでいることは脳が勝手に解決してくれるが、その結果が出るまでに時間がかかるのである。だから遊んで、悩んでいること自体を忘れるくらいでちょうどいい。

 

子供だって同じだ。すぐに結果がでるなんてことはほぼない。だからといって勉強しなくていい理由にはならない。学習とは情報を増やすことであり、情報が増えると脳は解像度があがるのである。

 

でも私は歯を食いしばってやるような勉強や学習は嫌いだ。いい思い出がない。私はこのやり方を続けたせいで算数、理科、社会が苦手だったし、好きになって興味が湧くようになったのは大人になってからだった。

 

まあある程度は時間が解決してしまうにせよ、全く新しいことを学ばないというのはどうももったいないなあと私は思う。のんびりでも続ければ結果は出るのだ。いつでも、いつからでもはじめてみればいいと思う。

 

Photo by すしぱく

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