甘えられ放題

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インフルエンザの自宅療養期間がようやく明けて、咳も治ったので動物カフェにいった。

鳥もうさぎもカメもナマケモノもいる。もちろんフクロウも。そのカフェにいくのは2回目なのだけど鳥がどの子も甘えん坊でかわいいのである。大好きな鳥を見放題だけでも天国なのだが、あたまなでろ〜と言わんばかりに頭を下げてカキカキを要求してくるので、順番に一羽ずつカキカキしてあげた。待てなくて呼びなきするコもいて愛おしい。

 

甘えられるというのは動物であれヒトであれうれしい。ささいなことでもだ。とはいえ、度がすぎるとまずい。魔入りました入間くんよろしく、なんでも「いーよー」といってると相手に調子に乗られたりする。今日も調子に乗ったオカメインコに肩に居座られ、もう片方の手はサザナミインコのカキカキのためにとられてしまった。ちょっとでもさぼると文句を言われるのだ。動物カフェに癒されにいったのに鳥たちに奉仕してしまった。

 

まあでもいいのだ。動物もヒトも甘えられるうちはまだ元気なわけだし、むしろ甘えてこないコの方が扱いが難しかったりする。ヒトだって同じだ。わかりやすく甘えてくる人はなんにせよ返事しやすいが、なにもいわず一人黙々とやるタイプの人はとっかかりが難しい。私は初対面で比較的誰とでも話せるタイプだけれど、話さない人や一人でいる人はよく観察することが必要だ。でもそういう人が笑顔をみせて話してくれた時はとてもうれしい。

 

私も甘えるのはあまり上手な方ではないけれど、前よりは甘える回数がかなり増えたと思う。相手が甘やかしてあげるよモードの時に喜んで「わーいありがとう」とよくいう。遠慮しないで一緒に楽しむようにしている。

甘やかされると、こちらもまた甘やかしてあげようという気になる。

 

みんなこうだったらいいのにな、と思う。甘えて、甘えられて。人間、生きてるだけで波があるからそうやってお互いを支えられたらお互い少し楽になる気がする。

 

Photo by とむ

飼い主の腕に顎を乗せ甘えるにゃんこのフリー素材 https://www.pakutaso.com/20190335067post-19880.html