ゲームでも本でも仕事でも、続けていると帰ってくる場所を感じることがある。
私はとても飽き性で効率を直ぐ求めるからなにかをやっていて「これはいつまでも改善されていないな」だとか「またこのパターンか」みたいなものに出会うと途中でやめたりジャンルを変えたりすることが多い。変化のないことが苦手だ。
最近はソシャゲもたくさんあって、毎月イベントがくる。なので退屈凌ぎにふらふらといろんなゲームをやったりする。本もそうだ。決まったジャンルがあまりない。
とはいえ気がついたら帰ってくる場所みたいなものがある。ゲームならオーソドックスなMMORPGでマジシャン(ソーサラー)であり、本なら脳機能学や心理学だ。途中でどんなに飽きてもやっぱりそこに帰ってきてしまう。
どんなに道をたたれても、戻ってくるというか復活することさえある。だからそういう類のものは無意識で求めてるものなのだと思っている。性に合っているかは別にして関心が最も強いことなのだろう。どう考えてもパソコンをさわってるときのほうが無機質で好きだが、おそらくそれらは(マジシャンや心理学は)好きとか嫌いとかいう感情レベルより上の段にあるのだろうと思う。そういう意味では家事なんかもそうかもしれない。換気扇や洗濯機や排水溝の掃除はやっててしっくりくる。好きかと聞かれたら好きではないけれど、そうすることが当然かのように感じるのだ。まあ、家事に関しては親が壊滅的な人なので長年の経験による癖かもしれないが。
なんというかそういう帰ってくる場所にきちんといるとき、自分の体にしっくりくる感じがする。
理屈で説明できないこの現象になんと言葉を与えればいいのだろう。
illust by bluesilence(Stable Diffusion)