素直でいよう

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疲れたから休みます、といった割には一日寝ただけで部屋はとっちらかり、冷蔵庫は空になったので起きて買い出し、掃除、料理をしてあすけんの摂取カロリーを守り、duolingoをしていたら体に力が入らなくなって熱をぶりかえした。「体調が悪いならコーラとなにか食べたいもの買ってきてあげるよ。」と家族にいわれ、「今摂取カロリー守って食べてるから今日はもうカロリーオーバーになる」とこたえたら「体調悪い時にそうやってがんばるからへとへとなになるんだよ。ネガティヴになってるし。早くねなよ。コーラもお菓子も明日買ってきてあげるから。」といわれてしまった。南無三。

 

体の健康より心の健康を優先してきた私が体にふりまわされているとは本当に滑稽である。今日はカフェラテもコーラも飲もう。キャベツ太郎とできたらたこやきも食べよう。

 

好きなことをやっている人はノーストレスである。本当に好きなこと、夢中になれることをやっている時幸せでしかない。私はここ数年食べたいものを食べたい時に食べる、やりたいことをやる、その分運動するを習慣にしていたのだけれどそれをやめた(というより生活環境の変化でできなくなった)瞬間から悪化して今に至るので今回の実験は失敗だったな、と思っている。摂取カロリーも大事だけど食べたら動くくらいで私にはちょうどいいのだ。よく発熱はするけど精神的には常に元気なわけだし。そもそも私は肥満ではない。

 

年配の方が年をとってきたからと介護施設にはいったら一気に認知症がすすんだと聞くが、私の母方の祖父母もそうであった。それと同じことが今私にも起こっている。やりにくくなってきたならそのまま調整しながらでもつづければよいのに、しっかり休もうと休んだら何もできなくなってしまった感じだ。使わなくなった家電製品を放置していたら本当に使えなくなるように。

 

家トレとジムでのトレーニングは全く違う。家トレはできる範囲でしかやらないが、ジムでは負荷をかけて追い込む。前回上がらなかったバーがあがるのは強烈な快感である。

読書もそうだ。私は借りた本はその場で読み切れば次から次へといけるが、たらたら読んでいたらいつまでも読めない。なので私は長年買う派である。買ったらもったいないから読むし厳選する。

 

やっぱりやりたいことをやるが最強なんだよなあと思う。それに気がついたのは心理学の分野から離れてからずっと避けていたいた人のXをみたからで、その人は変わらずのスタンスで、私はその人の発言に変わらず深く共感できたからである。そうしてなぜかつて自分がカウンセラーを目指したのか、そのゴールはどこにあったのかをありありと思い出したのだ。結局私は挫折し、その道を離れてぐずぐずとやっていたのであるが、生きながら納得できない人生を送っている気がずっとしていたのは、まだそのゴールが私の中に燻っていたからだと気がついた。

 

『あなたは楽な道にいこうとしても、結局厳しく険しい道に戻ってくる。それはあなたが自分と同じ理想をもつ人だからだ。だから覚悟を決めて太く短く生きなさい。たとえ途中で力尽きても。』

 

とはかつての私の師の言葉であるが、聞いた当初嫌な言葉だなと思って「いやですよ。私には大切な人もいますし、長くゆるく生きたいです。」と笑いながら返したのだった。今思うと師は先で私が挫折することも、それで終わらないこともわかっていたのだと思う。わかっていて、最大の激励だったのだと思う。あなたを信じてるよ、と言えばいいのに私と同じで不器用な人だった。でも言葉は今も生きていて、「そうだね、私はなんだかんだで理想をもつ人だしこんなところで終わらない。終わらせない。」と熱く心は燃えている。それこそが私の活動力の源だとはっきり意識に上がって目の前がみえている。

 

だから素直でいよう。やりたいことをやろう。理想のために行動しよう。そのために食べたいものをしっかり食べて、しっかり学んで、しっかり寝よう。自分の心を燃やすものを自分で消してはいけない。消えたならまたつけよう。すぐにつかなくても何度だって挑戦しよう。それこそが生きる醍醐味なのだと私は思う。人生は実験だ。

 

illust by bluesilence