予定外の体調不良は寝るに限る

 

一昨日の夜から耳鳴りが始まって、昨夜から耳鳴りが連続的に続いている。

たかが耳鳴り、されど耳鳴りで気圧の変化や風邪でもないなら少し警戒するようにしている。というのも5年くらい前に仕事が忙しくてどんどん目の前が見えなくなり、でも頭痛もないので放置していたらいよいよ見えなくなって病院に行ったら「ストレス」だったことがある。その時も見えなくなる前の症状が耳鳴りだった。幻聴っぽいものが聞こえたらおもしろがって良く聞こうとしたり、うつっぽくなってもその症状をおもしろがって観察する癖のあった私は耳鳴りに関しても視界が暗くなることに関しても「まあヒトの体はずいぶんおもしろいな」と思っていたし、その頃は仕事が忙しくも楽しい時期だったので無視していた。

 

静かな環境でも音はするものだが、耳鳴りが気になるレベルになっているときはさっさと病院受診を決めてあとは早く寝るに限る。

胃にポリープができたときも、最初は疲れやすいな~というだけで無視していたら、いよいよ背中が痛くなって「あいたた」なんて思っていたらパートナーに「触れただけでこの痛がり方は異常。病院に行け。」と言われ、「仕事あるから調整してからにする」なんて答えた二日後朝洗濯を干すためにベランダに出た瞬間に吐いてその尋常ではない痛みに「こ、これはあかんやつや」と近所の総合病院に駆け込み、「それポリープできてない?」と人生初胃カメラを飲む羽目になった。(ちなみに良性のポリープだったので薬と休養で一か月で治った)

 

まあそんな馬鹿なことをずいぶん繰り返したおかげで今に至るわけだが、今は服薬している薬+別の疾患があるため予定外の体調不良が起きたときはさっさと病院を受診することにして早く寝ることにしている。薬のこともあるし、状況によって仕事や家のことをどうするか調整する必要があるからだ。私は医者ではないし、ハイスペックな情報通でもない。「己の専門外のことは専門に頼れ」を信条にしている。

今はどこを頼ればいいのかネットで調べればすぐでてくる時代だから、なおさらだ。

 

耳鳴りくらいで、頭痛くらいで、というのは他人の意見であって当人からしたらたまったものではない。耳鳴りが連日続けばちょっとずつHPを削られるようなものである。

そんなことくらいで、と病院に行かないひともいるが大人ならなおさら行った方がいい。子供と違って加齢に伴って免疫力は年々さがるものだし、定期健診でひっかからなくても「ありゃ、これちょっとおかしんでねえの?」と思うタイミングで受診するくらいで多分ちょうどいい。

 

もしストレスですね、と言われて納得できなかったら別のところにかかるもよし、遊んで休んで旅に出るもよし、とにかく病院にかかるが先だと常々思う。「いや、血液検査数値普通だし大丈夫でしょ」なんて内科医に言われ、よその病院に行ったときに「え、これあきらかにおかしいよ。専門の病院に一か月内に受診しなさい」と言われてかかったらビンゴだったこともあるからとにかく体に症状が出ていて原因がわからないことを放置するのは極力避けたほうがいい。助かることが適切な治療を受けられずに悪化するのはナンセンスだ。

 

病院受診を決めたら、とにかくあとはさっさと寝よう。

仕事も家事も趣味も後回しでいい。

いよいよ本格的に冷え込んできたことだし、年末年始の休みに入る前に気になる症状がある人はさっさと病院に行こう。