飲み込めないほどの喉の痛みと高熱が二日続いて、喉の痛みが初日と変わらないので流石に病院に行った。内科の受付で百戦錬磨みたいな看護師さんにあたって症状聞かれた後「耳鼻科行きましょう。」と変更してしてもらったおかげで、喉風邪(溶連菌感染症)だとすぐわかり、抗生物質を処方してもらって帰宅後昼食をとったあと服用→そのまますこん、と寝てしまった。
で、何がすごいってこの抗生物質確実に効いてる感がある。ロキソニン飲んでも正直タイムリミットつきの解熱鎮痛剤って感じだったのだが(しかも一日二回以上は使用不可)、処方された抗生物質と痛み止めで喉の痛みが緩和されて体が楽になった。
抗生物質なんて飲むこと自体が久々だ。
最近は簡単に処方されない。抗生物質自体飲み過ぎると耐性菌が体内で生成されてしまうかららしい。そもそも一般的な風邪(ウィルス)には効かない。
こんなすごいものを誰が発見したのだろうと思って調べてみた。
まずはアレクサンダー・フレミング。ペニシリンを発見した人。ブドウ球菌の培養中に青カビが生えてるのに気づき、捨てようかと思ったけど観察→ペニシリン発見に至る。
もう一人はセルマン・ワクスマン。
大学で農学を学び、土壌の微生物に興味をもつ。20を超える抗生物質を発見。抗生物質という名前をつくったのもこの人。ペニシリンが効かない結核に効くストレプトマイシンを発見した。
フレミングは戦争中に兵士が傷から苦しみながら死んでいくのを気の毒に思い感染症の研究をはじめ、ワクスマンはストレプトマイシンを発見するのに1万株を調べている。利他と好奇心によって今の抗生物質はできたのだと思うと感慨深い。
好奇心が先にあると失敗なんてないのかもしれないな、と思った。子供をみていると特にそう思う。私の場合ゲームしている時がそう。失敗より好奇心が先になるからいつのまにか高スコアを出していることが多い。利他が自分のことよりがんばれるのは言わずもがなである。
好奇心と利他によって今の社会があることを私はありがたいな、と思う。純粋な興味と好奇心。苦しんだり悲しんだりしている誰かのために。私のブログもそうありたいな、と思う一日だった。