思わぬ副産物

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Duolingoでフランス語を学び始めてそろそろ半年が経つ。推しのインタビュー動画をテロップなしで楽しみたいというきっかけで毎日寝る前に起動してやっているのだが、半年もやってると語尾でつまずくことが増えてきた。

 

フランス語は最後の音は発音しないものが多い。まぁ、日本語だってそうだよな。一つ一つはっきり発音しながらしゃべることなんて少ないものだ。

 

私には好きな動画チャンネルがあって、そのうちの1つがBebechanなのだけど、最近本を出されて、その本が今のフランスでどのようにフランス語が使われているのかというすごく初歩的で実践的な内容でとても面白い。実際その本を読んだ後で学習するとフランス語の解像度がとても上がった。どうしてそんな言い方をするんだろうということがすっと頭に入ってくる感じ。また、発音問題になったときに正解する率がどんどん上がってきた。

 

まぁこんな感じでゆるゆると毎日やってるのだけど、今日久しぶりにiTunesでAndrea Bocelliのアルバムを聞いていたら、もうびっくりする位聞き取れるようになっていて、歌詞見てもどうやって発音するのかがはっきりわかるようになっていたのはとっても驚きだった。それでその流れでJosh Grobanなんかも聞いていたのだけど、英語むちゃくちゃ読み方簡単!!まさか、フランス語を学んだことでイタリア語や英語も聞き取りがスムーズになるなんて思いもしなかった。歌を口ずさんだときにどんなふうにどんな流れで発音すればいいのかが直感的にわかる感じ。長く続けてると体感的に覚えてくるもんなのだなぁと思っている。

 

フランス語はパターンが決まってるから、覚えるのは楽な言語なのかもしれない。発音はクセがあるけど。そう考えると、日本語はひらがなカタカナ漢字があるだけでも難しいのに、尊敬語だの謙譲語だの古語だのあって、超難易度が高い言語のような気がする。日本人でも読めない地域名とか名前とか多すぎる。翻訳された本を読む時も言葉が長すぎてこれ原書で読んだほうが早いんじゃないかな?と、ネットで調べたりすることがある。実際、オリジナル言語の方が簡単で、余計な脚色がないだけ読みやすいものすらある。

 

どの言語も学べば学ぶほど、それぞれの言葉の特徴みたいなものがあったりして面白い。その変化の中に、人がいて、人の移動とともに、言葉も移動してきたのかと思うとつながってるなぁと思う。そう考えてみたら各言語にはいろいろ癖があるけれど、大元をたどってみたら1つの言語なのかもしれない。人の数だけ言葉も増えていったのかと思うと、ちょっといとおしい。

 

そんなブログを書いていたらDuolingoのマスコットキャラクター、ザリからねぇねぇ、早くレッスンしようよと通知が来た。全くこの緑色の鳥のおかげで1日たりとも休む事は許されないのである。でも、この鳥のおかげでなんだかんだで続いてるのだからね。感謝感謝である。

続けていくとレッスンを難しくなっていくけれど、理解できるのもまた楽しい。これからも続けていきたいと思う。

 

Photo by すしぱく

緑のインコちゃんのフリー素材 https://www.pakutaso.com/20110938267post-665.html