知らないことをすぐ調べるのをやめてみる

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私にはわからないことや知りたいことをすぐ調べる癖がある。私のパートナーが会話中に私が不明瞭なことをいったり、あれなんだろう、と言ったりすると「すぐにぐぐれ(Googleで調べること)」というためだ。

確かに楽しいし便利だけれど(より迅速に求める解を探すのはパズルによく似ている)、時々ゆっくりいろいろ妄想してみたいなと思うことがある。

 

例えば地名。昔からある地名はよくわからないものもおおい。漢字は当て字だから、ひらがな読みだとしてもそれでも理解できなかったりする。そんなとき、すぐに調べずに声に出して読んでみたり、その周辺に特徴的な建物がないか探したりしてみる。

あるいは全く関係がないかもしれない。

屋号みたいなものかもしれない。

 

歴史もそうだ。ああだこうだと言われているけれど、実際はよくわからない。案外気まぐれかもしれない。単なる八つ当たりかもしれない。暇だったのかもしれない。

 

私は色々と自分の頭に浮かぶ想像を楽しみたいのだ。答えはわからないけれど、ああかもしれない、こうかもしれないと考える時間がほしい。数学のような展開が決まっているものですら、なぜこの記号を選んだのか、どうしてこの解をえるために式はこうなるのか、などと考えてしまう。黙って暗記しろというのが気に入らない。意図が知りたいし、自分でも考えてみたい。

 

すぐに調べてしまうと答えはすぐに出るが、考える時間はない。こんなのは暗記と変わらないし、単なるトリビアにしかならない。

私はどう思ったのか、どう考えたのか、その理由はなにか。

どちらがいい悪いの話ではなく、自分の頭で考えることが私は必要だと思う。

考えるからこそ何かを学ぶのは楽しいと思う。

 

そういう意味でブログを書くのは思考するのにとても適していると感じている。今現在の思考を追うのは難しいけれど、少し時間をおいて書くといろんなことが整頓されて、自分の理解に繋がることもある。

何度も書き直せるのもいい。

 

わからないを楽しむ余力をもちたいと思う。