今日で１００記事目になることは少し前から気づいていて、何を書こうか今日書くのが本当に良いのかどうか、吟味してみてほんの数分前まで今日は書くのはやめようという気分でいたのだけれど、書くことにした。
というのも昨日書いた「自分のできないことをあきらめ、できることに挑む」という記事についたコメントが私の心を強く打ったからである。
最近は、「できる」ことは役に立たなくなってきて、だんだん「できないこと」に挑戦するようになりました。依然としてできないままですが。。。
私はこのコメントをみてとても感動した。できることは役に立たなくなってきた、と告白する勇気もすごいなと思ったし、できないことに挑戦するようになった、という姿勢にすごくいいな！と思ったからだ。
私は成功失敗も経験したうえで「できないことはあえて選択しない」という選択に取ったのに対してこの人は「できないことに挑む」という選択をしている。どちらがいいとか悪いではなくて、私は彼なのか彼女なのかわからないこの人のことを本当に応援したいと思ったし、他の誰でもない私のブログにこのコメントをくれたことに対してとても感謝した。
それでなんとしてでもこのコメントについて返信したい気持ちになった。
コメント返しという形でありがとうございますとそっけなく返すこともできるけれど、
それではあんまりも軽すぎるなと思った。そもそも私はコメントは読むけど返さない。感想が下手だし、～さんコメントありがとうございますというのは何かキャラ的に違う気がする。ここは私の実験場だからそういうキャラとしてお返事するのは簡単かもしれないが、そうするにはこのコメントは私にはあまりにも深く心をうった。
それでどんな形でこの人に感謝を返したらいいのかなと考えて、”体が絶不調かつ書きたい気分ではないときには書かない。あと夜２１時過ぎたら基本書かない。”ルールをあえて破ることにした。何を書こうか考える前に書くという行為は私にとって極めて非効率なのだけど、この気持ちを明日に持ち越したらきっと変化してしまう。
だから思うままに今パソコンのキーをタッチしている。
私は挑戦する人が好きだ。私もわりとチャレンジャーなところがあるし、なにかをやろうという人がいたらそれが法律違反とか倫理的にアウトなことを除けば「いいじゃんいいじゃんやりなよ」と気軽に言う。現実的な話をすれば私の「いいじゃん、やりなよ」という発言に対して「無責任なことを言うな。失敗したとき本人がつらいだろ」「協力するわけでもないのになに勝手なこと言ってんの」と怒る人やあきれる人たちにたくさん出会ってきた。私自身そんなに偉い立場にいるわけでもないし、なにか特別な勲章や実績をもっているわけではない。むしろ私に対して”社会のゴミ”だという人もいる。そんな私が誰かの挑戦を応援するなんて馬鹿げているように彼らには見えるのかもしれない。けれど、私はこれからもきっと気軽に「やりなよ」というだろう。
それは私自身が気軽に「いいじゃん、やりなよ」と言ってくれる人たちに出会ったことでたくさんの挑戦ができたからだ。
もちろん結果から言えばその多くは失敗だし、今だってなにか新しいことをはじめたらだいたい失敗する。けれど、それがなんだというのだろう。挑戦には大体痛みが伴う。できるようになるかならないかはいろいろ試してみないとわからない。いつ結果が出るかもわからない。そんな未確定なことに対して挑戦するのは生物学的に言えば進化に等しい。原始的な世界だったら下手したら「死」を意味する。でも挑戦するのは楽しい、と私は思う。たとえその時にそう思えなくても。
今の私は身体的に体力を消耗すると寝込んでしまうような状態だから効率化・最適化を選ぶ。でもちょっとくらい前の私は「できないことに挑む」人だったし、そうした選択しつづけた結果として私は体を壊したのだけど、もし体を壊さなかったら結果が出るまで続けていただろうと思う。このコメントをくれた人がうまくいくのかどうかは誰も知る由がないけれど、私はうまくいったらいいねと願っている。
そっけない言い方かもしれないけれど、それ以上の言葉が見当たらない。
予想通りまとまりのない文章になっている。
でも悪くない気分だ。
この気分のまま軽くお酒でも飲んで酔った気分でお布団に入れたら素敵だなと思うが、残念なことに私はお酒が一滴も飲めない。だからこのまとまりのない文章のまま保存して、公開することにする。
もっと表現の幅を広げることができたなら、一年後にはもっと上手に今のうれしい気持ちを、すこしくすぐったい気持ちを相手に伝えられるのだろうか。伝えられるようになりたいな、と強く思う。
Photo by renbaby
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