冒険する/休む

お題「本の探し方どうしてる?小説でも新書でもしばらくハマった作者に飽きたり、作品をすべて読んでしまったりした時。次の本をどうやって探してますか?」

何が入っているんだろう。

私は本を探すのに困ったことがあまりない。図書館や本屋で読みたい本がない時は読まないし、借りもしない。今はそういうときなんだと思って他のことをやっていることが多い。そうこうしているうちにふらっと立ち寄った本屋やネットで読んだ記事をきっかけにまた読みだしたりする。私にとっては読書は冒険のひとつで、本を探すのも冒険だから飽きたり疲れたときは休むのは自然な選択だと思う。

 

とはいえ長年本を読んでいると「どの本を読んだらいいんですか?」とか「おすすめの本屋は?」だとか「だれか面白い作家知らない?」なんてことは時々聞かれたりするものでその回答に「読みたくなければ読まなくていい。表紙でえらんでもいい。」「こだわりがなければコンビニ」「面白い作家は人それぞれだけど、笑いを求めてるならエッセイ」などと返してきたのだけど、よく考えてみるとそれは私が日々いろんなことに冒険しているから気づけるのであって、そうでない人には不親切だったなあと今更ながらに思う。アマゾンランキングでも教えてあげるべきだった。

 

参考になるかわからないけれども私が日々やっていることを書いてみよう。

1.本屋や図書館を固定しない。

本屋や図書館にはそれぞれの色がある。専門書に強い、新書につよい、エンタメ色が強い、子供向けや漫画が充実など。例えば私の住む町の図書館は新書はほぼそろう。ところがそこから気になって深堀するときには古い本が少ないためにそこで調べることはできない。そういう時は読みたいジャンルについて研究している学部がある大学のある街の図書館や本屋に行く。わからなかったら新書コーナーやおすすめ本コーナーをみてみる。

2.ジャンルを飛び越える。

好きなジャンルが存在する。好きな文体がある。それはそれで楽しいことだけども、あえて普段読まないジャンルの本をみにいく。結構な率でささるタイトルや裏表紙を読んで興味をそそられるものがあることに気づく。小学生向けの本のコーナーや大型本を探してみたりするのもいい。思わぬ本に出会えたりする。

3.本を読むのをやめて体を動かす。

体を動かすと新しいことに興味関心を抱きやすいと私は体感している。

ジムに行って体を動かしているうちに「あ、次はあれ気になるな」「これってどういうことだろう」と考えることが多い。すぐに読みたいと思わなくてもあせらない。メモ書きのストックと一緒でアイディアや不思議がたまると体は勝手に動き出す。ジムに行く余力がないならとにかく散歩か水泳がおすすめで、なにがいいたいかというと室内から出ろということです。

 

書いてみたもののたいしたことはしていないなと我ながら思う。

私は不真面目だから読み始めて飽きたら読まないし、ゲームしながら本読むこともあるし、本の内容が頭に入ってこないから映画でみることもある。もっと遊びながら本を探したらいいのにと思ってしまう。RPGで雑魚敵ばっかり倒していたって飽きるに決まってるように読書だって同じことしてたら飽きる。神保町みたいな魔境にいったり、あえてヴィレッジバンガードに迷い込んだり、観光名所のかたすみにひっそりと建っている本屋に入ってみたり、町を飛び越えてど田舎の図書館に行ってみたり、ネットの本紹介の海におぼれてみたり、ああああ、適当に選んでみたけど難しすぎたああああと落ち込んでみたりもっと不真面目に、もっとくだらないことを気軽にしたらいいと思う。

 

本を探しに行く冒険の先に求める宝があったら超ラッキー!くらいのきもちでいつもいる。