日常とワルツを

お題「残された時間は120時間!何をしたい?」

おわるまで楽しい

多分今と変わらないことやってるんだろうなあ、と思う。

120時間といえば時間がすごくあるように聞こえるけれど、24で割ったら5日ですからね。わずか5日!しかも朝六時に起きて夜10時に寝るとすると一日16時間しかないわけで、その間に食事とる時間やトイレや風呂の時間や移動時間も含まれるわけだから体感的に自由にできる時間って10時間あればいいんじゃないかって思う。10時間×5=50時間。譲歩して14時間で計算したって14×5=70時間。70時間じゃRPG一本クリアするのもちょっと難しいんじゃないかなあ。

 

死ぬってわかってたらなんだってできるというひともいるけれど、私はそうは思わない。これまでの人生で何度か命の危機にさらされたけど、だからといって人生が激変したことはなかった。それよりも私が学習したのは今を取捨選択することだ。自分にとってなにがあれば十分だと感じられるのか、自分の好きや得意ってなんだろう、やりたいことを達成するために今なにをするか、とか考えて実行すること。とにかく極力ストレスを減らして今日で死んでも「まあここまでよくやったしな。まあ死んでもええわ。」と思える日々を送ることの方がよほど大事だと思う。

 

「あなたは緩く長く生きながらえるよりも、なにか使命にとりつかれて太く短く生きるタイプ」だといわれたことがあるけれど冗談じゃない。隣にいるパートナーのことだって一緒にいればいるほど理解ができなくておもしろいのに日常生活にどれだけのwow!!があるんだろう。まだ家の庭に生えてる木の名前だって知らない、飼ってるインコがどうしてくるくるまわるのか本当の理由だって知らない、なにより自分が何でこんな奇天烈な行動をとってしまうことがあるのかしらない。わからないことも含めておもしろくて、不思議で、可笑しい。

 

だから120時間後に死ぬよと言われても私はいまと変わらないことをしていると思う。不思議に思うことや知らないことはすぐに調べて。ごはんをつくって食べて。インコと会話して。仕事して。読書したりゲームしたり。それで終わり。特別何かをしておこうはない。しいて言うなら推しのナタリー・シュトゥッツマンにもう少しだけ課金しておくくらい。気が向いたらXかinstagramあたりに応援メッセージをコメントするかもしれないけれど自分の性格上リアルタイムでやってないことはやらないので、おそらくやらないと思う。

 

私は日常とワルツを踊るように残りの120時間を暮らしたい。現状ワルツどころかでたらめな盆踊りもいいところだけど、馬鹿だなあと思いつつそんな日常が好きだ。