高速道路のサービスエリアでコーヒーが飲みたくなってコーヒーマシンだけどどの商品も380円という値段に惹かれてつい買ってしまった。天気も良いし、のどかな土地だし、眠くて眠くて仕方なかったのだ。
どれにしようかなと悩んでマイルドコーヒーを選んだ。「抽出までに2分かかります」と売店の店員さんは言っていた。カップをセットしてコーヒーが入るのを待つ。2分後、ワクワクしながらコーヒーが出来上がり、カップをもつ。お、熱々でいい感じだと一口飲む。
「あっっつ!」そして半端なく濃い。全然マイルドじゃない。これがマイルドならレギュラーコーヒーどんなや、、と思ってしまう。それにしてもめっちゃ熱々で石でも焼けそうである。やばい、舌が焼けるーーー。
慌てて牛乳を購入して車に戻り、右手に熱々のブラックコーヒー、左手に冷たい牛乳のパックを持って交互に飲む。口の中で二つが合わさりカフェラテになる。おいしい。美味しいが何か違う。そもそも私はブラックコーヒーが飲みたくてコーヒーを買ったのだ。しかも両手にそれぞれ違う飲み物をもち、交互に飲んで口の中で味を完成させているなんて側から見たら滑稽な図だ。
何をやっているんだ私は。
口の中のカフェラテを飲み込む。私の完敗である。私は今日カフェラテを飲んだ、そういうことにしよう。まだまだ目的地まで距離はある。こんな日もあるってね。
それにしても本当に熱くて濃かった。
Photo by すしぱく
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