客として利用したいかを考える

f:id:bluesilence:20240701195355j:image

もしあなたの働いている場所が、客として利用したいと思わないのならその仕事は即刻やめるべきだと私は思う。そんなこといったら働く場所がないじゃないかと怒るかもしれない。それでも、である。

 

私が今まで働いて辞めた理由をあげてみよう。上司が顧客の悪口を言う/店長が従業員に「お前らみんなクズだからね。矯正してやるよ。」と笑いながら言う・安い金しか払わない客をバカにする/お客様からの要望、クレームを平気で隠蔽する/従業員がストレスからホームレスを殴る蹴るなどの暴力/理不尽な客からパートやアルバイトを守らない(正社員が出て応対すべきシーンで見て見ぬ振りをし、挙句そのパートを追い込む)/権限のない人が気に入らない人を辞めるようにいじめる/客にひどいあだ名をつけて笑いのネタにする

 

さてこんな会社をあなたは客として利用したいだろうか?おそらく否であろう。こんな会社あるの?と思う方はあなたは立派な働きをしているのだろう。実際あるのである。そしてそれらを支えるのは多くは非正規なのだ。

 

みんな多かれ少なかれ我慢している、だからあなたも我慢しなさいというのだろうか。あなたの大切な子供や愛する人がこんな目にあったらあなたは我慢しろ、それが社会だというのだろうか。私は否である。こんな社会を私は未来に継ぎたくない。

 

私は雇用形態がどうであれ、人を大切にしない会社は客としても利用したくないと思う。大体どこもそう?本当なんだろうか?

 

逆に素晴らしい会社にも私は出会ってきた。雇用形態関係なく、皆が助け合う/客も従業員も大切にする/能力に応じて適宜配置するシステムが明確に実行されている/警備員や運送会社の人にも挨拶が気持ちよく交わされている/誰かの悩みを一人で抱えさせずに皆で分かち合う/働く人が皆前向きである/

 

働くのは本来は喜びであると私は思う。

なぜなら誰かの役に立つのである。

誰かを助けることは慈悲である。

しかしそれでも働くことが苦痛だという人が後をたたない今の状況に、みんな辛いんだ我慢しろという状況に、私はNoと声をあげたい。

我慢するな、自尊心が削られる、客として利用したいと思わない会社ならやめなさい、と。

 

なぜこんな記事を書いたのかというと、今日いった単発バイトで非人間的扱いを十年ぶりに受けたからである。環境も最悪であった。あんまりに腹が立ったので帰りにお気に入りのサイゼリヤに寄ってお金を気持ちよく払ってきた。私は甘い性格だから、ヒイヒイいいながら誰かが苦労する社会よりもみんな楽しくラクに生きる社会の方がいいと考えている。そのために全機械化したっていいじゃん!って本気で思っている。

ああ、ほんと、普段利用しているサービスの裏側でどれだけの人が泣いているのだろう。

もっとみんなが楽しい社会を作りたいなあ。

無理ならみんな猫になれ〜〜。にゃおん。

 

コロナの時にどこかの国で1日の終わりに拍手していたように、わたしも皆に拍手を送りたいし、送り合いたいと願う。名前も知らない見えない人たちへ。いつもいつもありがとう。

 

Photo by すしぱく

考える骨のフリー素材 https://www.pakutaso.com/20170905268post-13343.html