最近はもっぱらロックをガンガンにかけて聞くこともなくなった。
色聴(共感覚の一つ。音に色が伴って見える)はしばしば体にとってストレスになるし、風邪をひいてダウンしたりすると頭が混乱したりするからなおさらだ。
spotifyでおすすめされてからリピートしているのがこの曲、Hwang Puhaの「Transcendence」(超越という意味)。ゆるくて、静かで、シンプルなので頭が痛い時にも安心して聴ける。
その流れで聞くのはPhilippe JarousskyとNathalie Stutzmannの歌う「Rêvons, c'est l'heure」(直訳すると戻っておいで、時間だよという意味)
何度聞いてもこの二人の声には驚かされるし(高いキーがジャルスキーで低いキーがストゥッツマン)、華やかで静かで何度聞いてもいい。
他にもMartin Frostを聞いたりすることも多いのだけど、静かでいつでも聞けるとはいいがたいので今回紹介はやめておこうと思う。 IL VOLOの「Vicinissimono」もなかなかいい。声の重なりが綺麗で、男性グループなのでソプラノのように耳がキン、とすることがない。スピッツの「ありふれた人生」も気づいたら口ずさんでいる、という意味ではいつ聞いてもいい曲だなあ、体になじんでるなあ、と思う。派手な声の人より、落ち着いた声の人が好きだ。とがった感じの声はインパクトはすごいけれど、毎日は聴けない。聞くともなしに、聞いてメロディーを口ずさんでしまうような、それでいてすぐにタイトルが出てこないような曲(飲食店の有線で聞いて「いいな、この曲」と思いつつアーティスト名とか曲名とかあとから思い出せないアレ)がいい。最近はyoutubeでもspotifyでも自分の好みから近いところを表示してくれるので本当に助かっている。時間を越えて、出会う曲も多い。次はどんな曲に出会えるだろう。