お題「オタクグッズの処分方法を教えてください。金額を考えてふと我に返ってるところです。」
片づけ魔のくせにオタクとして長年グッズをなかなか手放せなかった。
こんまりさん流に言えば「ときめくもの」だったからだ。
私はコレクション派ではないから数は多くはないものの、悩みに悩んで選んだグッズが大多数なため、もうはまっていないグッズを手放すことがとても下手だ。
もういっそ捨てるぞとゴミステーションにもっていって、やっぱりやめた!と回収したこともあるくらいだ。
結論から言えば、ほしい人に譲るが吉である。
この際売れるからと考えてはいけない。
大好きだった推しを次の推しへ引き継ぐつもりで自分の納得のいく場にだす。
私はだいたいネットか店で売ってしまうが、売れ残るものもある。
そういうものは分別して思い切って捨てる。
秋葉原にあるようなショーケースでの委託販売もいいと思う。
とにかく最後まで自分の推しグッズを大切にしてあげてほしい。
いままでどれほどの推しを見送ってきたことだろう。
昔好きではまっていたアーティストやアニメやゲームのグッズ、シリーズ物の小説や初版本。
そのどれにも思い出がある。手に取ればいとおしく、手放すのは好きな人と別れるのと同じくらいつらい。
けれど、時は流れ、今はもう次のファンに引き継ぐべき時なのだ。
どうしても手放せないものもあるけれど、熱が冷めてしまっているものを部屋に置くのは「もう愛してないよ」というようでかわいそうに思う。
だから私は三年に一度はがらっとコレクションが変わる。
今、最も愛する推しを大切にしたいから。
「さらば、心の支えよ。新しい人に大切にしてもらえることを祈っているよ。機会があればまたどこかで会おう!」
グッズを手放すとき、ひとつひとつにそう願う。
ごみとして処分するにしても「ありがとう」を込めてお見送りする。
不思議なんだけどもめぐりにめぐって全く同じものが時を経て自分の元に戻ってくることもある。そういうものはたぶんすごく縁があるんだろう。知らんけど。
お別れしたからと言って思い出がなくなるわけじゃないから、思い切って手放してみるのがいいと思う。以前の推しのグッズを鞄にぶらさげながら通り過ぎる人をみるたびにちょっとだけうれしくなる。大好きだったものを大切にしてくれる人が今もいるのは幸せだ。