春の訪れ

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今日は朝は雪が降っていたかと思えば、午後にはポカポカと暖かい一日だった。中心部にでれば、春の陽気に誘われるように人々が歩いているのをたくさん見かけた。人はなぜ暖かいと外に出てくるのだろう。不思議だ。

 

二月末にはまだつぼみだったモクレンが色付いてもうすぐ咲きそうだ。私はモクレンの花が好きだ。これといって特別な思い出があるわけでもないが、なんとなく好きなのだ。

そういえば花には花言葉がある。モクレンも調べてみた。

 

自然への愛,崇高・高潔な心,持続性,威厳・荘厳

 

らしい。なるほど、それっぽいがそれではなんか真面目な雰囲気である。私ならどんな花言葉をつけるか考えてみた。

 

(寒い冬が終わって春の初めに咲くことから)内なる喜び,転じて心からの祝福

(暖かい風に吹かれて咲くことから)おだやかな陽気,春の訪れ

(花のイメージから)茶会(ティーパーティ)への招待状,転じて立身

 

なんてどうだろうか。私はモクレンには静けさと人には見せぬ力強さを感じる。内向型で静かな人の花のイメージなのだ。そして花は寒い冬を耐えて咲く割には質素な美しさであり、ほんの色付いて春を知らせ、気づくと終わっている。

 

今年ももうすぐ早咲きのモクレンが咲く。

卒業生がみるには少し早く、入学生には遅すぎる。けして派手な花ではないけれど、誰かの目にとまっているのだと思うと私はほんの少しうれしく思う。

 

Photo by marbee

木蓮の花のフリー素材 https://www.pakutaso.com/20130829241post-3222.html