身なりを装う

今週のお題「苦手だったもの」

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私はおしゃれが苦手だ。服が好きとか嫌いとかそれ以前におしゃれする、身なりを装うことに長年興味を示せなかった。服やらメイクやらにかける金があるなら一冊でも新しい本が読みたかったし、おしゃれしてみたところで大した反応が得られないと感じていた。

 

今はそれなりに装うことが多くなった気がする。きっかけは体調不良で家にこもっていて、ふと鏡を見たらとんでもなくだらしなくみえたからだ。もちろん服は毎日洗濯して変えていたが、そこにうつっていたのはその辺の服を適当に着ました!TPOとか考えてません!と開き直った近所で探せば一人くらいいそうなおじさんそのものだった。たしかにシャワーは毎日浴びてるから清潔かもしれないが、これでは恥ずかしいと流石に思った。

 

久しぶりに私服を買いに行って、翌日から買った服を着るようにした。不思議なもので装いが変わるとふるまいも自他共にかわる。きちんとした服を着て身なりを整えると自分を大切にしている感じがする。

おしゃれは他人のためじゃない。自分のためにあるのだと知った。

 

だからといって急にファッションレベルがあがったわけではないけれど、少なくとも前よりは笑顔を見せることが多くなった。気持ちの良い服を着ているとそういう性格でいよう、となるのかもしれない。たかが身なり、されど身なり。都度鏡をみて自分を整えていきたい。